Kindle Unlimitedでインジケーターを使った手法の解説書を探していたところ、こんな本があったので読んでみました。
この本はMACDやRSI、ストキャスティクスなどのオシレーター系インジケーターを使って稼ぐ6人の投資家の実戦での見方や使い方、移動平均線などの他のインジケーターと組み合わせた実践手法、経済指標や政治経済の重要イベント発表時のトレード事例などをコンパクトにまとめた解説書です。
初心者から中級者向けの本で、もしかすると上級者なら"そんなの知っているよ"という内容かもしれませんが、初心者でインジケーターの使い方を学びたいという方や、一応自分なりのオシレーターの使い方はあるけど他のトレーダーの手法も見てみたいという方にはなかなか参考になる点も多いかと思う内容です。
私自身オシレータ系インジといったら普段MACDとRSIぐらいしか使わないので、この本でOsMAやADX、ストキャスティクス、CCIの使い方を復習でき、さらに使えそうな手法を発見できたのは良かったです。
特に第4章では各トレーダーの用いている手法を紹介していて、参考になります。
基本ロウソク足やトレンド系のインジケーター(移動平均線、一目均衡表)でトレンドの方向性を確かめて、オシレーターでエントリーやイグジットのタイミングを測るという手法が多いですが、トレンドに関係なくロウソク足のボリバンのσ付近やトレンドラインでの反発とオシレーターのサインの組み合わせでエントリーのタイミングを測る手法も紹介されていたりします。
個人的には雲とOsMAを組み合わせた手法、移動平均線とADXと±DIを組みあわえた手法、ボリバンとトレンドラインとストキャスティクスを組み合わせた手法なんかは参考になりました。
まあ実際これらの手法で勝てるようになるかどうかは何とも言えませんが、オシレーター系インジの基礎を学びたいトレーダーや、EA開発でロジックをお探し中の方なんかは手に取ってもよい本かと思います。