今回ご紹介するのは、世界的に有名なトレーダーであるジョー・ディナポリの手法の一つ「シングルペネトレーション」でトレードするためのインジケーター兼サインツール、MT4 ディナポリ手法「シングルペネトレーション」です。
ディナポリの手法については本人の著作も邦訳が出ているんですが、これが高い・・・。
まあ主要な手法はネット上でも紹介されてますので、詳細は検索して調べていただくとして、このインジケーターを使ったトレード手法自体は初心者でも問題なく使えるものだと思います。
商品ページの記載から引用させていただきます。
下のチャート（EURJPY 4時間足）で説明します。
急騰中に移動平均線（緑）を割ってきたら、フィボナッチリトレースメント38.2％（橙）で買い注文します。ストップロス（S/L・損切）は61.8%（橙）で、テイクプロフィット（T/P・利確）は逆フィボナッチリトレースメント61.8%（青）です。
BUY：122.449 フィボナッチリトレースメント38.2％（橙）
T/P ：122.649 フィボナッチリトレースメント61.8%（青）
S/L ：122.182 逆フィボナッチリトレースメントの61.8%（橙） 実際のリアルトレードの結果です。約20pipsの利益になりました。
（スプレッドは除く） レートが、BUYのラインを一旦下抜け（またはタッチ）した後の戻りを確認してからのエントリーが安全です。（レートがBUYとS/Lの間にある時に逆指値注文、またはBUYを上抜けした時に成行注文）
S/L以下になった場合は、エントリーを見送ります。
損切り注文は、S/Lの少し下に設定します。パラメーターで、チャート左上のS/Lに表示するマージンを設定できます。
売り注文はこの逆パターンになります。
御覧の通り、この手法は急騰→調整からの反発でエントリーするという、いわゆるトレンド方向への押し目買い（戻り売り）手法ということになります。
過去から未来にかけて引いた（橙点線、青点線）フィボナッチリトレースメントで、エントリーポイント（38.2）、SL（68.1）、TP（61.8）が明確に示され、チャート上にも自動で描画されるため、非常に分かり易いですね。
しかもディナポリ氏曰く「天の恵み」というぐらいの勝率の高い手法ということのようですので、初心者でも比較的チャレンジし易いかと思います。
また複数の時間足で応用できる手法ですので、利幅を狙わずサクッとスキャリたい場合は5分足などの短期足で勝負すればよいですし、利幅を狙いたい場合は4時間足や日足でトレードすればよいわけです。
ちなみにここで使われている移動平均線はDMA（Delay Moving Average）と呼ばれる期間3の単純移動平均線を右に3移動表示させた移動平均線になります。
またDMAの上（下）にロウソク足がの終値が8回以上続けて出現するスラスト（「急騰（急落）」）と呼ばれる動き（とそこからDMAを割ってからの再上昇）がサイン出現の前提条件となっています。
非常にシンプルな手法ですし、実際にこの手法を裁量でやってみてもそう難しくないとは思いますが、スラストのアップダウンを確認したりフィボナッチのラインを毎回引いたり消したりするのが面倒という人にとっては、こういうツールを使うと便利でしょうね。
私なんかは普段決済をトレーリングストップに委ねてしまうことが多いので、ストップだけでなくTPまでこんな風にはっきり明示してくれると助かります。
あとこのツールの良いところは、通知機能が充実している点。
並べてみると以下のように細かく対応しています。
・エントリータイミングをアラートで通知
・アラート音を再生
・アラートダイアログを表示
・アラートは、スマートフォンのMT4にプッシュ通知
・アラートは、チャートのスクリーンショットをLINEに通知
・アラートは、チャートのスクリーンショットをメールに送信
・毎時指定時刻に、LINEとメールにチャートのスクリーンショットを送信（月〜土6:55間毎時1回5分間隔で設定可能）
この「チャートのスクリーンショット」の通知というのは今まで聞いたことのない機能です。
これだとスマホにメールが届いてからPC開いて確認なんてこともしなくて良さそうです。
ということでこのMT4 ディナポリ手法「シングルペネトレーション」というツール、なかなか良さそうです。
手法自体がシンプルなので、まずは自力で試してみて、この手法でやっていけそうということであれば、このツールの導入を検討してみるのもありでしょうね。
⇒MT4 ディナポリ手法「シングルペネトレーション」の詳細はこちら
