管理人のトレード手法を晒す「Myトレードルール」の二回目です。
今回は環境認識についてです。
環境認識について自分なりの理解を言うと、①トレードしてよいかどうかの確認、②トレードしてよい場合どちら方向にエントリーを狙うのか、この2点を確認(判断)するということになります。
エントリー用のチャートと環境認識用のチャートを分けているんですが、ここで使用するのは当然環境認識用のチャートのみです。
そしてこの環境認識用のチャートに使用している時間足は日足と4時間足。
長期足を使用するのは、勿論大きなトレンド方向を掴むという目的のためなんですが、私の場合、ここで単にトレンドの方向を掴むというだけでなく、この日足と4時間足の組み合わせで「順張り」でいくのか、「逆張り」でいくのか確認するところが、少し特徴あるところかもしれません。
使用するテクニカルは基本5EMAと30EMA、それからRSIがベースになりますが、メインチャートには雲とボリバン、サブチャートにはMACDも表示させていて、トレンド方向の判断に補強として使うこともあります。
実際のMT4のチャート画面はこんな感じです。
これはドル円の日足チャートですが、4時間足の方も同様の表示です(例によって『FX原理原則』のツール(DAI_Symbol_changer他)を利用しています)。
さてそれでは先ほどの①トレードしてよいかどうかの確認と、②トレードしてよい場合どちら方向にエントリーを狙うのかについてですが、この二つは①を確認して②というわけではなく、実際には同時判定となります。
というのも、日足と4時間足との組み合わせで以下のようにトレードするかどうかの判断とトレードタイプを決めているためです。
トレードタイプ | 判定 | 日足条件(買い) | 4時間足条件(買い) |
①順張り(日足)の順張り(4時間足) | 〇 | A 足>5EMA>30EMA
B RSI<70 |
A 足(陽線)>5EMA>30EMA
B RSI<70 |
②順張り(日足)の逆張り(4時間足) | 〇 | A 足>5EMA>30EMA
B RSI<70 |
A 足(陽線)>5EMA<30EMA
B RSI<50 |
③逆張り(日足)の順張り(4時間足) | 〇 | A 5EMA<30EMA
B RSI<50 |
A 足(陽線)>5EMA>30EMA
B RSI<70 |
④逆張り(日足)の逆張り(4時間足) | × | A 5EMA<30EMA
B RSI<50 |
A 5EMA<30EMA
B RSI<50 |
以上は「買い」の条件ですが、逆の条件(※RSI<70はRSI>30)が成立した場合は「売り」ということになります。
トレード条件緩すぎではと思われた方もいるかもしれませんが、あくまでこの段階ではトレードするかどうかの判定、その場合ロングなのかショートなのかの判定のみであり、実際にエントリーするかどうかは別チャートでのエントリー判定が必要です。
なおろうそく足については日足、4時間足とも前足確定で判定し、4時間足については陽線であることが条件です。
さらに足については現在足の形成方向が前足と同じ場合には根拠を強めと考えます。
また、前足で雲抜けが伴っていたり、MACDがシグナルにクロスしていれば、それもトレード根拠の補強となりますし、ラウンドナンバーやレジサポおよびトレンドのラインを考慮する場合もあります。
ポイントとしては日足の5EMA>30EMA(売りはその逆)でトレンド方向を掴み、RSIで買われ過ぎ(売られ過ぎ)てないかを判定しているのと、4時間足との組み合わせで最終判断をするところ、さらにろうそく足とEMAの位置関係、日足の逆張りでも4時間足の条件次第ではエントリーをOKにするところです。
また「逆張り(日足)逆張り(4時間足)」判定時だけはトレンドが強めと考えて逆らって逆張りでのエントリーはしません。
それからRSIについては順張りか逆張りかの判定がし易いように50のラインに点線を引いています。
ちなみに私は以上の判断を28通貨ペアについてDAI_Symbol_changerを切り替えつつ行っています。
そして上記①~③の条件になっていれば、その通貨ペアでのエントリーの前段階までは準備OKということになるわけです。
⇒「Myトレードルール その③」に続く。