FXの裁量トレードを行う前に行う環境認識として通貨間の強弱を分析することは、トレードを優位にするためにも必要な手続きではないかと思います。
そして通貨間の強弱分析と言えば、便利なのがMT4のチャートに適用して利用できる分析ツール。
今回はそんなトレードを優位にしてくれる通貨間の強弱分析に便利なツールの中から、管理人が実際に使用していたり興味を持ったツールを紹介したいと思います。
目次
DAI_Ku-chart(FX原理原則)
これは前回の記事(「【Myトレードルール その③】環境認識Ⅱ(通貨強弱)」)でも紹介したツールで、「FX原理原則」を購入した人が会員専用サイトからダウンロードできるツールなので、実質有料ツールです。
サブチャートに8つの通貨ペアの強弱の推移を表した曲線を表示してくれ、設定したチャートの通貨ペアについては太線で表示してくれます。
この曲線は日足単位になっていますが、設定で一つの線区切りで何日分表示するかを指定できます。
さらにメインチャートにはチャートの時間足に対応した通貨ごとの強弱を示すメーターを表示できますので、一目で通貨間の強弱が分かります。
なおパラメータ設定で「MAPeriod」(※数値指定可)というのがありますので、移動平均線ベースで通貨間強弱を算出しているようです。
⇒DAI_DS-Ku-chartを入手可能な「FX原理原則」の詳細はこちら
異国のBB通貨強弱MTF
異国の戦士さんの通貨強弱ツール。
こちらもDAI_DS-Ku-chartと同じように8つの通貨ペアの強弱を曲線でサブチャートに表示してくれます。
また適用したチャートの通貨ペアに対応する曲線を太線で表示してくれる点もDAI_DS-Ku-chartと同じです。
しかしこのツールにしかない特徴も複数あります。
まず第一に最大の特徴は通貨強弱を算出するインジケーターを複数の種類の中から選んで適用できること。
なんとRSI、CCI、ストキャスティクス、DeMaker、MFI(Money Flow Index)、WPR(Williams' Percent Range)の中から選んで適用できます。
適用するインジの違いによって下記の動画のように微妙に曲線に違いが出ます。
第二の特徴として、パラメータ設定で適用する時間足を複数の中から選択できます。
例えば5分足チャートに1時間足をベースとした通貨強弱のチャートを表示可能です。
この点DAI_DS-Ku-chartは日足単位のみでしたが、こちらのツールの方はMTFで通貨強弱を分析できるわけです(※DAI_DS-Ku-chartも適用チャートの時間足に対応したメーター表示は可能)。
最後に第三の特徴として通貨強弱ラインだけでなくボリンジャーバンドのライン(デフォルトで2σ)も表示され、適用されたチャートの通貨ペアがそのラインを超えたときはドットで表示してくれます。
このドットが出現したときは買われ過ぎ売られ過ぎのサインになりますので、エントリーサインとしても利用できます。
ちなみにドットはアラートとメールで通知設定が可能です。
通貨強弱GMMA 一目瞭然 8通貨(28通貨ペア) 全時間足 強さランキング
密かに凄いツールではないかと思うのがこちらのツール。
なんと28通貨ペア、複数時間足を対象に通貨間の強弱ランキング、パーフェクトオーダーとなっている通貨ペアと時間足を監視(表示)し、トレード推奨の通貨ペアまで教えてくれるというツール。
しかも通貨強弱の計算根拠となるインジケータ別に複数のツールが販売されていますので、通貨強弱の判定に関連するインジとして使ってみたいものが選べます。
管理人がこのツールを使用するならGMMA版を使ってみたいですが、それ以外にもPivot、RSI、MACD、ADX、一目均衡表、BullBearなど様々なインジのバージョンがあります。
欲を言えば、もう少しインジを絞り込んで特に精度の高いバージョンのものだけにするか、異国の戦士さんのツールのようにインジの選択ができるようにしてもらえたらもっと良かったかもと思います。
しかし実際どのインジを使った通貨強弱分析がいいんでしょうねえ?
⇒通貨強弱GMMA 一目瞭然 8通貨(28通貨ペア) 全時間足 強さランキング
8通貨強弱ランキング(時間足別)
これも8通貨、複数時間足に対応して時間足別に8通貨の強弱を不等号(等号)で横並び表示してくれるツールです。
強弱判定のインジはMAをベースにしていて、期間、シフト、MAの種類、適用価格を設定で選択できます。
シンプルだしツールの価格も安価、しかもチャートの表示も見易いです。
Currency Strength Alerts
最後に海外サイトから優れものの無料ツールを紹介します。
それがこちらのCurrency Strength Alerts。
使い方は簡単で、チャートに適用すると8通貨の強弱を4段階で色分けして、強い順に上から並べて表示してくれます。
どの時間足のチャートでもほぼリアルタイム(?)で表示してくれる点が特徴ですが、逆に複数時間足対応でない点は注意が必要です。
ただ表示する文字の大きさ、表示位置、色なども指定でき、短期足チャートでは非常に使い易いおすすめのツールです。
⇒Currency Strength Alertsの詳細(ダウンロード)はこちら