異国のウイニングRCIとは?
以前異国の戦士さん開発のインジケーター異国の3本RCIセットを紹介しましたが、今回紹介するのも同じ異国の戦士さんのRCIをベースにしたインジケーター兼サインツール、異国のウイニングRCIです。
このインジケーター兼サインツールの最大の特徴はそのビジュアル。
RCIを使用する場合は通常短期・中期・長期の3本で使うことが多く、異国の3本RCIセットもそうだったんですが、この異国のウイニングRCIの場合は御覧のように短期(グリーン)・中期(ピンク)・長期(ブルー)の3種類のRCIがそれぞれ10本の束で表現されているのが特徴となります。
まさにRCI版GMMAと言ってもいいようなインジケーターですね。
RCIはオシレータ系のインジの中でも精度の高いインジとして最近特に人気のあるインジケーターですが、サブチャートに表示させるとちまちまして分かりにくかったりもします。
しかしこの帯タイプのRCIなら短期・中期・長期の並びもビジュアル的に分かり易いです。
ちなみに短期・中期・長期の期間は、パラメータ設定でそれぞれ一つの数値だけを指定すれば10本帯全体を表示してくれるんですが、デフォルトでは「短期RCIグループ」9、「中期RCIグループ」26、「長期RCIグループ」52という一般的な数値となっています。
ノイズ削除でさらに滑らかで美しいRCIの束に!
さらにこの異国のウイニングRCIは、以前紹介した異国の一目均衡表と同じくノイズ削除の機能が付いています。
ノイズを削除して滑らかな曲線にすることができますので、さらに分かり易く美しいビジュアルで利用することが可能です。
王道ロジックでエントリーサイン!
このインジのもう一つの特徴は、他の異国の戦士さんのインジ同様サインツールにもなっている点。
ロジックはいたってシンプル。
買いのエントリーポイントが出現するロジック
・中期RCIグループと長期RCIグループが50(中長期トレンドレベル)より上にある時に、短期RCIが0のラインを下から上に向かっていく時に買いのエントリーポイントが表示されます!
売りのエントリーポイントが出現するロジック
・中期RCIグループと長期RCIグループが-50(中長期トレンドレベル)より下にある時に、短期RCIが0のラインを上から下に向かっていく時に買いのエントリーポイントが表示されます!
チャート画面では下のような矢印が表示され、しかもリペイントもなし!
このエントリーサインのロジックは中長期のRCIグループが50より上(-50より下)の時、つまり上昇トレンド(下降トレンド)のときに、短期グループが0ラインを下から上(上から下)に抜けたときにエントリーというのは、要するに王道の押し目買い(戻り売り)ロジックということですね。
勿論パラメータは変えることができますので、数値を変えてエントリーポイントをずらすことも可能。
通常のRCIだとラインが3本しかありませんが、この短中長の10本の束でのサインとなりますので、通常のものよりも精度はかなり高いものになりそうです。
勿論サインにはアラート通知・メール通知・プッシュ通知機能がありますので、画面に張り付いておく必要もありません。
RCIの方向感とパーフェクトオーダーをバーで表示!
さらにこのツールでは、RCIの方向感とパーフェクトオーダーの状況を、短期・中期・長期それぞれの束ごとにドットのバー(↓)で表示してくれます。
まず「RCI方向判断バー」の方は、それぞれ10本の束ごとに「上昇」の場合は水色、「下降」の場合はピンクでドット表示され、さらに短・中・長それぞれ同じ方向のドットとなった場合は下部に同方向の矢印が表示されます。
また「RCIパーフェクトオーダー判断バー」の方は、短・中・長それぞれ10本の束がパーフェクトオーダーになるごとに買いのそれなら黄緑のドット、売りのそれなら赤のドットで表示してくれて、全てで同じ色のドットになった場合は、一番下に合致した方向の矢印が表示されます。
ですのでエントリーサインが出た場合は、この二つのバーの状態も加味した上でエントリーするかどうかを判断した方が精度が高くなるのは言うまでもないでしょう。
まとめ
というわけで異国のウイニングRCIを見てきましたが、ビジュアルの割にはシンプルで使い勝手が良さそうなツールのように思いました。
異国の3本RCIセットもかなり使えそうなツールでしたが、分かり易さならこちらの方が上かもしれませんね。
二つの判断バーもエントリーサインの精度を高めてくれそうです。
勿論環境認識は別途必要になると思いますが、もともと精度の高いRCIを10本の帯にした上に判断バーまでありますので、これだけでもかなり有効なインジ兼サインツールとなりそうです。