マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”とは?
この商品は金融工学が専門で、アメリカのヘッジファンドの運用責任者、さらにはノーベル経済学賞受賞者で「CAPM理論」で有名なあのウィリアム・F・シャープ教授と投資モデルの共同開発の経験もあるという凄い経歴の奥村尚さんという方が開発されたインジケーターとそれを使用した手法の解説を中心とした動画カリキュラムからなる商材です。
今年かなり流行った商材なのでどこかで目にされた方も多いかもしれませんが、評判がいいので私も気になっていたインジケーターの一つです。
少し前に紹介した岡安盛男さんなんかもそうですが、業界の重鎮的な方がこうやって情報商材の世界に参入してくるというのは、やっぱり儲かるんでしょうかw。
それはともかく、やはりFXの商材なんかは○○も多いので、きちんとした経歴の方で、専門的な知識のある方の方が当然ながら信頼度は高くなりますよね。
この方の場合は先ほどの凄い経歴に加え、日興証券の「投資工学研究所」、東証マザーズ上場第一号の「インターネット総研」で金融事業を統括とか、セミナーやラジオなどのメディア出演も多数ある方のようですので、その辺は問題ないようです。
動画の中で語られてたエピソードですが、当ブログでも取り上げたあの投資本の古典『マーケットの魔術師』の日本語の翻訳者である横山直樹さんという方がなんと奥村氏の日興証券時代の上司ということで、奥村氏が大手ヘッジファンドの運用者になった時に、その方に「奥村君もいよいよマーケットの魔術師だね」と言われたことにちなんで、このニックネームでアピールさせていただいているとのこと。
この方は動画を見ていただくとわかりますが、普通なら自慢に聞こえてしまうような経歴を語られても嫌味がなく誠実そうな語り口をされている点も、この商材が人気の理由かもしれませんね。
超シンプルなインジケーターと手法
さて、それでは本商材の肝となるインジケーターがどのようなものか見てみましょう。
インジケーターは15分足チャートで表示させています。
上下赤と青のラインがありますが、このラインの間がトワイライトゾーンになります。
ボリバンやエンベロープ、あるいは一目均衡表の雲のようなものにも見えますが、一定時間ごとに二つの水平線の位置を計算して描画していますので、ボリバンや雲のようにグニャグニャはしておらず、階段のような段差の図を上下に描いています。
このトワイライトゾーンを使った手法自体は非常にシンプル。
上記画像の丸で囲まれた部分は、トワイライトゾーンをろうそく足が突き抜けた部分ですが、この突き抜けた方向に順張りでエントリーするという手法です。
利確と損切はエントリー後にルールに従って設定し、後は放置。
上記画像では損切ラインはゾーンのうち下方のライン付近に設定し、利確ラインは次のゾーンができる直前で伸びている上方付近に設定されているようです。
ちなみに各ゾーンは足の8倍あるとのことで、15分足だと2時間が一区間、つまりエントリー時の足から遅くとも2時間以内に手仕舞うことになるということです。
ですので、持ちすぎるということもなく、どちらかというとスキャルピング的な要素の強い手法になってくると思われます。
ということで、この手法、滅茶苦茶シンプルですね。
ゾーンを抜けた際にはメールとアラートで知らせてくれますので、チャンスが来た時だけエントリーを検討すればよいということになります。
下記動画でもゾーンのブレイクでエントリー→決済までを見せていますが、これなら初めてFXをやる方でも取り組めそうですね。
ボリバンの順張り手法よりも優位な手法!?
しかしこの手法、ボリバンのσを抜けたらエントリーという、よくある順張り手法にも似てますね。
じゃあトワイライトゾーンとボリバンはどこが違うのか。
まずこのトワイライトゾーンについてですが、奥村氏によると「リスク」と「リターン」を使ってチャートを解析することで「市場リスク」を計算し、それを視覚的に表示したものだということです。
奥村氏の指摘では、有名なインジケーターでも「リスクやリターンを利用しておらず、理論的には間違った計算をしている」ものもあるそうで、その点が他のインジケーターと違うところだそうです。
私が知る限り、トワイライトゾーンは、
リスクとリターンを利用して、チャート解析することに成功した
史上初のインジケーターで、これまでの他のインジケーターに比べると、
正確なデータを元にチャート分析ができています。
素人には難しいところですが、一言で言うと正確な計算根拠に基づいた精度の高いインジケーターということでしょうか。
このインジの理論的根拠について興味ある方は、会員専用サイトにより詳細な解説動画もあるようですので購入後にそちらを見ていただくとして、じゃあ具体的にトワイライトゾーンがボリンジャーバンドと比較して違う点はどこなのか。
この二つの画像を見比べてみると分かり易いですが、ボリバンが価格の変化に応じてバンドのラインが動いていくのに対し、トワイライトゾーンはラインが平行のままになっています。
そう、この平行線が連続して描画されるという点が、価格に応じてぐにゃぐやしているボリバンと決定的に違う点ですね。
この相違からトワイライトゾーンによるライン抜け順張り手法のボリバンのそれに対する優位性が出てきます。
まず一つ目は、①価格の急騰・急落時でも順張りのシグナルラインが分かり易いという点。
確かに水平ラインに対しまっすぐに足が突き抜けてきますので、足の伸びる方向にバンドも拡張するボリバンとは違ってブレイクのサインが分かり易いですね。
そしてもう一点は、ボリバンはこのバンドの変化があるために小さなトレンドを見つけにくいのに対し、トワイライトゾーンの方は水平ラインなので、小さなトレンドでも見逃さすシグナルが出やすい、つまり②シグナルの頻度が多いという利点もあるわけです。
この点は当然騙しもあると思いますが、確かにブレイクの初動を捉えやすいという点は利点でしょう。
ですのでボリバンσ抜け順張り手法と似ていますが、トワイライトゾーンの順張り手法の方が以上の二つの点で優位性があると言えるわけです。
損小利大で利益を残す
やたらと勝率を煽る商材も少なくありませんが、トワイライトゾーンの勝率は奥村氏によると約65%ほど。
決して高い勝率はではありませんが、エントリーの際に設定する損切と利確のポイントを意識することで「自然と損小利大のトレードができるようになる」とのこと。
仮にリスクリワード比が1:1だったとしても、手数料にもよりますが、勝率が5割を確実に超えていれば基本利益が残りますので、奥村氏の言う65%程度の勝率ということになると、かなり稼げる手法ということになるでしょう。
商材の内容
コンテンツは基本会員専用サイトの動画で提供されています。
販売ページにも記載されている内容をそのまま列記しておきます。
第1章 MT4の準備(動画:22分28秒)
- 概要
- MT4インストール
- 売買操作
- デモ口座とリアル口座の差
- インジケーターの利用
第2章 FXの基礎(動画:45分08秒)
- FXの魅力
- FX取引の基礎
- リターンの計算(基礎編)
- リスクの計算(基礎編)
- FX市場について
- MT4提供会社
- おすすめFX会社
- グローバル株式市場とFXの関係
第3章 トワイライトゾーン(動画:1時間32分)
- インジケーターのインストール
- トワイライトゾーンの原理と仕組み
- トワイライトゾーンの基本的な使い方
- トワイライトゾーンの応用的な使い方
- トワイライトゾーン理論編
第4章 トレードスキルアップコンテンツ(動画:8分26秒)
- リターンとリスクの計算
第5章 FXに必要なマインド(動画:14分34秒)
- 投資資金の捉え方
- 投資心理
- FX呼吸法
この内容を見て思うのは、「トワイライトゾーン」の解説にしっかりと時間が使ってあるのは当然として、「リスク」と「リターン」の解説にもかなり力点が置かれているということ。
ファイナンス理論なんかには必ず出てくるリスクとリターンの考え方ですが、FXの商材の解説で時間を割いているというのはほとんど見かけません。
さすがにこのあたりはウィリアム・F・シャープ教授と一緒に投資モデルを共同開発された方というだけあって、本物の投資理論に触れておきたいというFXトレーダーには願ってもないチャンスであり、他の商材では得難い内容になっているのではないでしょうか。
他の商材と一味違う特典!
さらに「特典」も単に充実しているというだけでなく、他の商材と一味違います。
これも列挙しておきます。
特典①誰でもわかる金融商品取引法
特典②FXの税金マニュアル
特典③ドルインデックスとFXの関係
特典④FXと金・銅・原油の相関性
特典⑤FXと日本株式・米国株式の相関
特典⑥FXと金利の相関性
特典⑦CFDマニュアル
特典⑧トワイライトゾーン-よくある質問集-
特典⑨10大FXチャート分析基本ノウハウ
特典⑩「騰落率」配信サービス(定期的)
特典⑪騰落率から最適通貨ペアを導き出す方法
特典⑫トワイライトゾーンの利幅を大きくするエントリーテクニック
特典⑬トワイライトゾーン-トレード開始保証サポート-
特典ではなく、普通に商材内容の方に入れてもいいようなものもありますが、てんこ盛りって感じの内容ですね。
金商法の解説なんかも他のFX商材で目にしたことはありませんが、管理人が特に注目する特典は⑩の「騰落率」配信サービスです。
これは「主要通貨ペアの価格が一定期間でどれだけ変動したかという「騰落率」のデータを1週間に1回のペースで定期的に配信」という内容で、他では手に入らないまさに商材購入者だけの特典です。
特典⑪と合わせて⑩のデータを活用することで、今現在のどの通貨ペアがトレードに向いているかが分かるわけで、これが毎週届くことでトワイライトゾーンの勝率を高められるということですが、他の手法にも活かせそうですし、まさに「有料級」の特典と言えるでしょう。
このほか無料のリアルセミナー&ランチ会の企画もあるようです。
奥村氏は「対面を嫌うトレーダーは要注意」という考えを持たれており、積極的にそういう機会を持ちたいようです。
ただ最近の新型コロナウイルスの状況もありますし、距離やコスト的にも参加が無理という方にはセミナーの動画配信もあるようです。
残念ながら常時販売されているわけではない・・・
しかしここで残念なお知らせ。
私自身この商材を紹介していて非常にいい内容の商材だと思いますし、ここまで読んできた方も興味を持たれる方が多いと思いますが、この商材、残念ながら常時販売されているわけではありません。
期間と人数を絞ったうえで、繰り返し募集するという販売の仕方をしています。
ですので、リンクをクリックして公式サイトに移動しても販売停止中の可能性があることはご了承ください。
逆に販売されていれば、入手したい方は入手するチャンスを逃さないようにしていただきたいです。
※この記事を書いている段階では参加枠先着50名で募集中です。
まとめ
マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”ですが、簡単にポイントをまとめておきます。
・リスクとリターンから導き出された「史上初」のオリジナルインジケーター
・シンプルで誰にでも実践可能な順張りのブレイクアウト手法
・エントリー後は決済を指定し放置、2時間以内で決済のストレスフリーな手法
・投資理論を知り尽くした開発者による特徴あるカリキュラム
・購入者だけの有料級特典
以上のようにポイントを見るだけでも人気が出るのも頷ける見どころの多い商材になっています。
非常にシンプルな手法に落とし込んでいるため、特に初心者や結果の出ていないトレーダーに向いている内容ではないかと思いますが、中級者以上でもこのインジケーター自体とその手法、奥村氏の講義内容は価値あるものになるのではないかと思います。
また手法はスイングではありませんが、15分足のラインブレイクでボリバンのラインブレイクアウト手法よりもチャンスも多くなりますので、仕事から帰った後などの限られた時間でもトレードチャンスはある程度確保できるでしょう。
決済ポイントを指定して後は放置して2時間以内に決済ということですので、比較的ストレスも少ない手法だと思われます。
残念なのは、募集が限定的だという点。
内容に納得できるという方で入手したいという方は、機会があるときに手に入れておいた方がよいかもしれませんね。
※販売停止中(ないし中止)の可能性があります。