今回は久しぶりに無料のインジケーターをご紹介したいと思います。
今現在はまだ使い始めたばかりなんですが、これかなり使えるんじゃないかと密かに期待しているインジです。
で、そのインジケーターというのがこれ。
しかしそれもそのはず、この異国の乖離バンドは、開発者がRSI PERFECT ORDERなどの有名インジケーターの開発で実績のある異国の戦士さんですし、有名オシレータ系指標の一つ乖離率のインジケーターを改良したものだから納得ですね。
ちなみに乖離率というのは(レートー移動平均)/移動平均×100(%)で表される指標で、その名の通り、移動平均線からどの程度離れているかを示す指標です。
移動平均線から離れたレートは、また移動平均線近くに戻るという性質がありますので、この指標を上手く使いこなせたらトレードも向上するのでは、、、ということで使ってみたいと思った方も多いと思います。
ただ実際には私も含め、現在この乖離率という指標をトレードで使っているという人はそれほど多くないのではないでしょうか?
というのも一つはMT4やMT5に標準搭載されていないからというのが大きな理由ですが(ネット上には落ちているようですが・・・)、もう一つ理由があって、それはRSIやストキャスティクスのように、0~100といった決まった数値の間で動くのではなく、上下に限界値がないからです。
移動平均線から乖離しているというは分かっても、限界値がないのでオシレータ系インジでよく使われるような買われ過ぎ売られ過ぎのポイントや、押し目戻りのポイントととしては、この指標は少々判断しづらいのではないかというわけです。
しかしこの異国の乖離バンドは、その限界値がないという乖離率の弱点について、「バンド」を設定することで上手く克服しています。
下記画像を見ると、「このバンドを追加することによって、乖離率がバンドの外にはみ出した時に離れすぎていると判断することが出来るようになります」とあるように、バンドを導入することで、乖離の判断が視覚的にできるようになっています。
そして一旦バンドの外に乖離の曲線が出てから再度バンドの内に入ったらサインが出るんですが、これが抜群に分かり易いです。
ただし、他のインジケータ同様、この乖離率も万能ではないです。
下記のような強いトレンドが発生する相場は、サインが出たからとエントリーするとそのまま刈られてしまう可能性大です。
なので、下記のようなもみ合いレンジ相場で利用するのが一つの使い方でしょう。
ただ私的には上位足で他のインジケーターやプライスアクションでトレンド方向を認識し、例えば15分足ぐらいの下位足でこのインジケーターを使えば、上手く押し目や戻りを拾えて効果的なのではないかと考えています。
また上位足で使用すると、サインが出た際にそれ以上の突っ込みエントリーを控える目安にもなるし、トレンド転換のサインとして利用することもできるようにも思います。
とにかく視覚的にも分かり易く、色々な場面で使えてしかも無料なので、まだ使ったことのないという方には一度使ってみることをお勧めしたくなるインジケーターです。
ちなみにこのインジケーターには有料版の異国の乖離バンドPROもあり、こちらは「パーフェクトオーダーの発生時にサインを絞るフィルター機能」、「ボタンクリックで瞬時に期間等のパラメーターを変更出来る超便利機能」があったり、MA期間・バンド期間・バンド幅に関しても細かく設定が可能だったりする優れものになっています。
価格も安価ですので、まずは無料版を使ってみて物足りない場合やトレンド発生時のみサインが出るようにしたいという場合は、こちらのPRO版の購入を検討してみてもいいかなと思います。
個人的にはもっと早く出会いたかったインジケーターですが、まあこれから使い倒してみようかと思います。