今回は以前ご紹介した無料のインジケーター「異国の乖離バンド」の上位有料版「異国の乖離バンドPRO」を入手して使ってみましたので、レポートしたいと思います。
異国の乖離バンド(無料版)について一応復習しておくと、移動平均線(MA)から価格がどの程度離れているかを示す「乖離率」にボリンジャーバンドのような「バンド」を組み合わせて表示させたもので、乖離率がバンドの外に出た後で再度バンドの中に戻った時に矢印が表示されるようになっていました。
この無料版の方もシンプルで悪くなかったんですが、以下のようにトレンドの出てる方向に逆らってサインが出てしまうという欠点がありました。
これに対し「PRO」版の方はどうかというと、「パーフェクトオーダーフィルター」をオンにすることでMA3本ないし6本(※選択可)がパーフェクトオーダーの時に、以下のようにそのパーフェクトオーダーの方向にのみサインが出るようになっています。
ですので、基本トレンドに逆らったサインが出ることはありません。
以下は無料版(サブウィンドウ上)とPRO版(サブウィンドウ下)を管理人のPCのドル円1時間足チャートに並べて表示させたもの(クリックで拡大)です。
ちなみに「PRO」版の方は「MA期間」と「バンド期間」を20、「バンド幅」を1.5としてパーフェクトオーダーフィルター(3本)をオンにして表示させています。
御覧のように下の「PRO」版の方は買い方向のパーフェクトオーダーの際には水色のドットが表示されていて、矢印サインもその際にのみ表示されており、その上の無料版のサインとは全く違ったところでサインが出てます。
今のような一方的な円安トレンド相場だと、上手いこと押し目を拾えてる感じですね。
レンジ相場になったと判断した時はサブウィンドウ左上部の一番右側にある「PO_FL ON・OFF」のボタンで、パーフェクトオーダーフィルターをオフにして、レンジ相場用のサインとして使ったりもできます。
またMA期間、バンド幅、バンド期間の数値も「PO_FL ON・OFF」の左側のボタンで変えられますので、簡単に自分仕様にカスタマイズできます。
無料版と違い「PRO」版の方は乖離率を算出するためのMAの種類や適用価格、バンド幅などが細かく指定できるほか、パーフェクトオーダーに使用するMAの種類や期間、本数(3本or6本)も指定可能です。
こういうインジケーターを使う場合は、精度も重要ですが、分かり易さや使い易さも重要だと思います。
その意味で本インジケーターはシンプルで分かり易く使い易いですし、しかも低価格ですので、非常にコスパの良いインジではないかと思います。
勿論押し目や戻りを拾うためのサインとしてエントリーの根拠になりますし、特にトレンド相場では重宝するサインになるかと思います。
私の場合メインチャートにとあるインジケーターを入れつつ、それと合わせて本インジを使用し始めてますが、今のところなかなかいい感じで押し目や戻りを拾えていて、無料版を使用していた時と比べて明らかに無駄なエントリーが減りました。
ということで、押し目や戻りを拾うインジが欲しいという方は、一度この異国の乖離バンドPRO試してみてはいかがでしょうか。