異国のハーモニックパターンとは?
今回は久々にFXの有料インジケーターをご紹介したいと思います。
異国の戦士さんのMT4用のインジケーター兼サインツール「異国のハーモニックパターン」です。
ハーモニックパターンのインジケーターは当ブログでもこれまでもいくつかご紹介してきましたが、このインジケーターはもう完成形というぐらい細かいところまで配慮されたインジケーターとなっています。
まずおさらいですが、ハーモニックパターンというのはフィボナッチ数列を利用したチャート分析の手法で、相場の反転時に現れるサイン、つまりは逆張りエントリーサインとして使われることが多いです。
チャートに山谷のラインを結び、ラインの5ヵ所の地点の位置関係の比率によってそのパターンが決まりますが、基本となるのはガートレー、バット、クラブ、バタフライ、クラブと言われる4つパターンです。
そこからさらに様々な派生形のパターンがあるわけですが、異国のハーモニックパターンでは基本形4パターンに加え、変形2パターン、特殊2パターン、新種5パターンの全13種類のパターンをカバーしています(パターンごとにONOFFの指定が可能)。
全通貨ペアを監視し、エントリーサインを表示!
さてこの異国のハーモニックパターンの大きな特徴として、一つのチャート画面で適用した通貨ペアだけでなく何と全通貨ペア(29通貨ペア)を常時監視しでき、ハーモニックパターンが出現している通貨ペアについてはサインを表示してくれるという点が挙げられます。
上画像のように、表示しているチャートと時間足が緑色、そして買い方向のサインが出現してる通貨ペアが青色、売り方向のサインが出現している通貨ペアがピンク色で表示されます。
しかもサインが表示された通貨ペアのチャートにワンクリックで表示切り替えすることが可能なので、短い時間足でトレードする場合でもチャンスを活かしやすく、多通貨ペアでハーモニックパターンを使ったトレードをするのに最適といってもいいようなツールになっています。
パターン確定前後の二つのサインを表示!
そしてもう一つの大きな特徴が、二つのパターンのサインを表示できることです。
異国の戦士さんによると、ハーモニックパターンのインジケーターはどれもZigZagというインジケーターを使っているそうですが、このインジケーターを使うとハーモニックパターンのサインがリペイントすることがあるそうです。
そこでまず一つ目のサインは、ハーモニックパターン発生中にリアルタイムで表示されるサインです(売りがピンク矢印、買いが青色の矢印のサイン)。
このサインの場合はハーモニックパターンの完成を待たず早い段階で表示されるというメリットがある反面、サインのリペイントやハーモニックパターンが不成立となることもあります。
そしてもう一つサインは、ハーモニックパターンが確定した段階で表示される確定サインです(黄色の矢印)。
このサインの場合は、リペイントやハーモニックパターンの不成立ということは起こりません。
ただしサインの発生が遅くなるため、最適なエントリーポイントから価格が乖離する場合があるのがデメリットです。
どちらのサインも一長一短ですので、実際にこのインジケーターを使用してトレードする場合は、自分のトレード方針や相場状況に応じてサインを使い分けることになりそうです。
赤いラインは損切の目安に使える!
このように異国のハーモニックパターンではハーモニックパターン発生中を知らせるリアルタイムのサインが出るわけですが、これはパターン不成立の場合には消えます。
しかし丁寧なことに、その際どこまで価格が動けばサインが消えるのかを、赤いラインで表示してくれます。
例えば下の画像だと、価格が赤いラインまで到達したところでハーモニックパターンは不成立となるため、ショート(ピンク色の矢印)サインが消えてしまいます。
じゃあこのラインで何ができるのかと言うと、損切の目安として利用できます。
この種のインジケーターには潜在的な反転ゾーン(PRZ)を表示してくれるものもあり、そのゾーンの外に損切ラインを入れたりしていましたが、この赤ラインの表示だとハーモニック不成立の場合はすぐ損切ということができるので、これはこれで確定前のサインでエントリーした場合の損切の場所として合理的ですし、ダメージも小さくて済みそうです。
※異国の戦士さんはスプレッドや価格の急な動きに対応するために、損切を「赤いラインの少し上に設定する」ことを推奨されています。
通知機能も完備
他の異国の戦士さんのインジケーター同様、サイン通知機能も充実しています。
メール通知の他、アラート通知、プッシュ通知、LINE通知も実装されています。
まとめ
以上異国のハーモニックパターンを見てきましたが、個人的には多通貨でトレードすることもあって、全通貨を一つのチャート画面で監視しつつワンタッチで切り替えられるのは凄い便利な機能だと思いました。
またサインもパターン発生途中の早めのサインと確定サインの二つを選べるので、トレードの幅が広がります。
パターン不成立になる赤いラインなんかもそうですが、全体的に痒いところまで配慮が届いている完成度の高いインジケーター兼サインツールになっているのではないかと思います。
ということで、ハーモニックパターンを使用して多通貨ペアでトレードをする、やってみたいという方は是非販売ページもチェックしていただければと思います。