投資の本

【投資本レビュー】『バビロンの大富豪』

今回は『バビロンの大富豪』という本をレビューしたいと思います。

文庫版 バビロンの大富豪

この本は1926年アメリカで出版されて以来100年近くの間ロングセラーとなっている名著の邦訳で、原著の日本語訳のほか、小説版や漫画版も出ていますので、読んだ方も多いと思います。

私は今回初めて読んだんですが、投資本や蓄財哲学として以上に、読み物として大変面白かったです。

全9話(プロローグも含めると全10話)の独立したショートストーリーからなっていて、古代バビロニアの富豪たちがいかにして財を成しえたのか、貧しい境遇から成り上がれたのかが富豪自身の口から語られていきます。

その内容について本の蓄財や投資の哲学部分だけを知りたければ、第1話~第4話に登場する財産を築くための「原則」(第1話)、富をもたらす黄金の「七つの知恵」(第2話)、「五つの黄金法則」(第4話)を読めば分かりますが、「稼いだものは、すべてその一部を自分のものとして取っておく」(第1話「原則」)とか、「貯めた資金は寝かさずに増やすべし」(第二話「第三の知恵」)だとか、割と今日では常識的な内容だったりします。

しかし言うは易し行うは難しで、実際にはそういった金言は、短い期間で実践はできても継続することは難しいものです。

それにそういう決まりごとのような言葉は、つい忘れてしまいがちです・・。

お金が入ってきたら入っただけ使いたくなるものだし、貯めたお金を間違った投資先に投資して減らしてしまうなんてことはそうした金言を知っていても多くの人がついやってしまいがちなことではないでしょうか?

ここはひとつこの本に登場するバビロンの大富豪たちが“メンター”たる別の大富豪の教えを切実に受け止め実践したのと同じように、この本に出てくる物語そのものを繰り返し読み込んで血肉化することで、あなたも教えを忘れず実践し続けることができて大富豪になれるかもしれません(!?)。

実際座右の書として置いておけるぐらい感銘を受ける話ばかりです。

ちなみに個人的に一番印象に残ったのは第7話の「奴隷に成り下がっても、「人間としての誇り」を忘れなかった男」の話。

「自由人の魂」を忘れず絶望的な状況から這い上がって富豪にまで上り詰めた駱駝商人の話なんですが、困難な状況にあっても諦めないことの大切さを教えてくれます。

さすが100年読み継がれてきた名著、お勧めです。

 

 

 

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