目次
はじめに
前回記事ではMT4用の無料インジケーター4選をご紹介しました。
いずれも私自身が使ったことのある無料インジケーターだったんですが、今回はこれまで使ってみて良かったMT4用ツール(一部MT5にも対応)の中から5つ選んでみました。
いずれもトレードを補助してくれる便利ツールです。
①zz_VolatilityBar
「過去20日間の値幅(1日ごとの高値と安値の差)の単純な平均値」、または 「前日のATR値」をもとに値幅を算出し、色のついたバーで視覚的に表示してくれるツールです。
上の画像では緑色ですが、平均ボラティリティに対する当日ボラティリティの比率で下の画像のように色が変わります。
ボラの大きさが分かるとTPやSLを設定する際にも便利ですし、トレードしてよい通貨ペアかどうかの判断基準や反発の目安にも使えそうです。
なお本ツールはMT4版以外にMT5版も同梱されています。
②異国のATRボラリティ
次にご紹介するのもボラティリティを計算してくれるツールなんですが、こちらはATRを使って損切と利確の目安になるラインを自動計算して表示してくれるという便利な機能を備えたツールです。
しかも単純にATRの値を使用するのでなく、リスクリワードを踏まえて計算した利確と損切のポイントにラインを引いてくれます。
例えば設定で「損切幅<利確幅」を選択し、「リスクフォワード」を「2.0」とすると、ATRの値が10pipsの場合、「10pips」を「損切ライン」に設定し、その2倍の「20pips」を「利確ライン」として設定してくれます。
ボタン一つでBUYエントリー用の表示とSELLエントリー用の表示の切替もできますので、使い方も簡単で分かり易いです。
③異国のマネージングロット
自分の裁量トレードの手法が確立して利益を出せるようになったら、あとは複利でロットを増やしていくことで、飛躍的に資産を増やしていけるはずですね。
でも複利でロットを管理してくやり方がわからない、、という方に試して欲しいのがこの無料ツールです。
使い方は簡単で、チャートの右上に表示されるフォームで「損切幅」(「pips」)と「リスク」(「%」)を指定するだけで、条件に合う「最大ロット数」を算出して表示してくれます。
口座の資金については設定で「口座残高」と「有効証拠金」のいずれかを選択できます。
このツールを使っていけば、1回のトレードの損失を口座資金の「〇%」に抑えつつ、複利でロット管理していくことが可能です。
唯一の短所は、ロットが0.1ロット以上でしか表示されないところ。
ですので本ツールを使ってみたいという方は、ある程度口座資金を増やした上で導入を検討してみてもいいかもしれません。
④異国の経済指標
こちらはMT4のチャートで経済指標を表示してくれるツールです。
このツールを適用すると、以下のような感じで直近で発表予定のある経済指標の日時、重要度、予想・結果・現在のそれぞれの値、内容などをずらっと表示してくれます。
チャートにそのまま表示するとローソク足の表示とごっちゃになってしまいますが、左下にあるボタンで簡単に表示、非表示を選択できます。
なお経済指標のデータはGMO外貨の提供するか「経済指標カレンダー」(https://www.gaikaex.com/gaikaex/mark/calendar/)から取得されているそうですので、信頼性の面でも問題なさそうです。
⑤Trader's Clock
こちらは有名ツールなんでご存じの方も多いと思いますが、チャートに足が完成するまでの残り時間(Bar)、ブローカー(MT4)の時刻(Broker)、東京の時刻(Tokyo)、ロンドンの時刻(London)、ニューヨークの時刻(NewYork)を表示してくれる超便利ツールです。
設定で表示する場所を指定できますし、足完成時にアラームが鳴るよう設定することもできます。
このツールは私も長年愛用しており、もはやチャートの一部みたいなものです。
MT4で裁量トレードをやる場合は入れておきたいツールの一つですね。
まとめ
機能面や情報量、カスタマイズの自由度ではMT5やTradingviewに見劣りするMT4ですが、まだまだ根強いMT4ユーザーもたくさんいるはず。
かく言う私もほとんどMT4だけでトレードしてまして、ここに上げたツールだけでも使えばかなり機能面を強化できると思います。
MT4ユーザーの方で、この中で使ってみたいツールがあれば、是非導入を検討してみてはいかがでしょうか?